中華麺を作り続けて70年 原田製麺 haradaseimen.com

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麺の製造工程。

※グルテン

攪拌することで小麦粉中のタンパク質(グルテニン、グリアジン)により形成される。麺生地の中で複雑な網状構造を形成し、粘弾性を有する。麺の骨格となる。

※澱粉

小麦粉中の7割程度を占めており、その性質が麺の食感に大きく影響する。

ミキシング(攪拌[かくはん])

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小麦粉にかん水を加え、均一に混ぜる(15〜20分)ことにより※グルテンの網状構造を形成させ、その網状構造の間に※澱粉の粒子が入り込む。
その課程でほどよい[コシ]を持つ麺生地となります。

※グルテン

攪拌することで小麦粉中のタンパク質(グルテニン、グリアジン)により形成される。麺生地の中で複雑な網状構造を形成し、粘弾性を有する。麺の骨格となる。

※澱粉

小麦粉中の7割程度を占めており、その性質が麺の食感に大きく影響する。

複合

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ミキシング終了後、生地をロール機に通し、粗麺帯にまとめます。
この工程によりグルテンの結合展開を行わせます。

圧延

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麺帯をロール機に通し薄く延ばします。
グルテン組織を形成させるため、数回に分け、グルテン組織を傷めないように圧延率を調整し、最終麺線の厚さまで仕上げます。

熟成

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最終麺線の厚さにまで仕上げた麺帯を、ロール状のままビニールに包み、一定時間寝かせます。
この工程により麺生地が水和(小麦粉と水がなじむこと)し、圧延工程でつながりの歪んだグルテン構造を緩和し、グルテン生成を助成します。

切出し

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切刃により麺線にします。切断された麺線は速やかに木箱に取並べます。

調量

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寝かせた麺帯を各店舗所定の麺線の幅、長さ、目方に仕上げロールで調整していきます。

保管

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上記の工程から生麺を作り続けています。
麺の劣化、腐敗を防ぐため、麺線を木箱に収め2℃以下の恒温恒湿庫に保管し、出荷しております。
微生物の繁殖の要因は水分活性、酸素で上げられます。
木箱はその水分活性を抑制し、恒温恒湿庫はその温度の上昇により促進される微生物の増殖を防ぎます。

身体にやさしく、上質な麺を提供することに努めておりますので科学的な保存方法
(殺菌剤・保存料の添加やph調整)は一切しておりません。

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業務用中華そばの紹介

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中華生麺

原田製麺の創業当時から、変わらぬ製法で製造した中華生麺です。等級の高い中華麺用の小麦粉と自家製のかん水を使用しています。その他には添加物を一切加えず、そのため変色もなく、滑らかで、小麦粉本来の風味が豊かな中華生麺となっております。麺線はストレートでやや細めです。醤油豚骨ラーメンによく合い、広島の老舗中華そば屋さんにこよなく愛されております。

丸麺 ストレート 115g
※長さ、太さ、目方の調整は可能です。

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中華生冷麺

上記の麺をやや太くし、風味とコシがより強くなった生麺です。濃いめのスープやタレにも負けない麺となっております。広島の冷麺(広島風つけ麺)発祥の麺で、これも創業当時から変わっておりません。茹でた後に冷水でしめてご賞味ください。

丸麺 ストレート 140g
※長さ、太さ、目方の調整は可能です。

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脱脂胚芽生麺

通常、小麦粒の約2%しかない小麦の命の源である貴重な「小麦胚芽」は製粉工程で「皮」と共に除去されます。この「小麦胚芽」は「皮」と分離をして純度の高いものを取り出す(※皮、胚芽、胚乳全て砕いた粉が全粒粉)ので実際にはごく僅か(約0.1%)しか採取できません。
生命維持に必要なビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6等 非常に高い栄養素を豊富にバランス良く含んでいます。「脱脂胚芽」とは、その胚芽からさらに中華麺に適さない余分な油分を除去したものです。
従来の原田製麺の中華生麺に小麦の等級そのままで、この脱脂胚芽をブレンドしてみました。胚芽のみのブレンドなので、コシや風味を損なうことなく、小麦胚芽特有の風味、胚芽に含まれる微黄色の色合いが付加された価値の高い中華生麺となっております。あっさりしたラーメン、焼きそば、お好み焼き、油そば等のまぜ麺との相性が抜群です。

※長さ、太さ、目方の調整は可能です。

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低下水生麺

小麦の皮の周辺部を使用し、加水率を抑えた生麺です。小麦本来の素朴な風味と噛むと強くタフな食感を重視した豚骨ラーメン用の生麺です。麺線はストレートで細くしております。

※長さ、太さ、目方の調整は可能です。

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餃子皮

中華生麺と同等級の小麦粉を使用し、小麦本来の風味を保つため、水と塩のみで製造しております。焼き面はカラッと、表面はツルツルし、食感はもっちりします。
水餃子にも使用できます。大きさは9cm、8cm、7.5cm、6cmがあります。厚さの調整も可能です。